平成21年4月27日月曜日

お別れ

土曜日は朝から、立川まで。
お世話になっている歯科医院の衛生士の方が、今月いっぱいで退職するそうで、すなわち土曜日の診療が彼女と接する最後の日だった。

彼女から退職するんです、と聞いたのは今年1月の診療時だった。私にはその告白(お知らせ)がとても衝撃的で、その時は思わず涙腺が緩みかけた。
彼女はとても気配り上手でとても細やかに診療してくれたから、私はずっと安心して通い続けることが出来たのだ。それなのにお別れなんて…大げさじゃなく、淋しい気持ちと感謝の気持ちとで胸がいっぱいになった。

土曜日の診療中、彼女Kさんはいつもより口数が多かった。気を遣ってくださっていたのか、ちょっと冗談めいた明るい話題で私を和ませてくれたり、診療に係る説明を丁寧にしてくれたり。そこの歯科医院がISOを取得したという話、設備管理を担当していたという話、何千万もするレントゲンが壊れたことがあるという話、医院の真っ白な壁をボールペンでこすってしまい無我夢中で消したという話など。

別れ際に、これまでの感謝の気持ちを込めて、お菓子と手作りビーズネックレスを贈った。
診療室を出て受付で会計を済ませ、外へ出た。
ガラス窓を通して、受付と診療室の前の通路が外からも見えるようになっていて、私が外へ出て数歩歩き出しつつふと診療室のほうへ目を向けると、Kさんが私のほうを向いて頭を下げているところだった。私も慌てて会釈をしたが彼女の視界に入ったかどうかは定かではない。・・・立ち止まれば良かったのかもしれないけれど、不意のことで足を止めることが出来なかった。

Kさん、本当にありがとうございました。


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