平成21年6月28日日曜日

最愛

愛さなくていいから
遠くで見守ってて

強がってるんだよ…
でも繋がってたいんだよ


少し前まで、東芝のCMで流れていた福山雅治の「最愛」のサビ。
優しく切ない韻きが、彼の声とともに耳に残っていた。

…泣かすなよ、、、

「心の雨に傘をくれた」最愛の人を、想い続ける人。
溢れる想いは、止まらない。
愛しているから、溢れてくる。

せめてもの願い。
胸に迫りくる行き場のない思い。

悲しい最愛だな…

平成21年6月27日土曜日

毛布丸洗い

あんまり気持ちよく晴れているので、洗濯機で毛布丸洗い。
…だって、うちの洗濯機のメニューには「毛布」も入っているから。

これで2度、いや3度目くらいだろうか、毛布丸洗い。
洗濯機付属の説明書のとおり、毛布を縦に4つ折りにして、端からクルクル丸めてバームクーヘン状にする。それを洗濯機に入れるのだが、洗濯槽の高さギリギリ。心持ちほんの少し余裕あり、くらい。

洗剤を毛布の周り、即ち、洗濯槽に沿って、パラパラっとまき入れる。
洗い上がりで毛布に洗剤が付着していたり残っていたら嫌なので、量は少なめ。
…あとはスイッチを押して待つばかり。

秋冬春とスリーシーズン使ううちにつていった汚れは、果たしてどこまで落ちているのか、正直なところ不明。あんなに狭い洗濯槽の中で、上手に洗えているとは到底思えない。また、毛布じたいが、もう長いこと使い続けているものなので”それなり”になってしまてっているから、余計に見分けがつかない…

でもいいのだ。
洗って、お日様の下に干す。
これだけでも気持ちいい。

平成21年6月25日木曜日

ショート・トリップ

森絵都さんの「ショート・トリップ」。
(理論社発行、2000年6月初版)


「Further sight 旅のかけら」というタイトルで、
毎日中学生新聞に連載した短編52編のうち、40編を選んで加筆したという超短編集。
5話目の「冒険王ヤーヤー」に記述があるのだが、1話あたり原稿用紙3枚分らしい。
本をめくると1話あたり4ページ。その内訳は、ストーリーが3ページ、挿絵が1ページといった構成だ。

森絵都さんが創造するいろいろな旅があり、世界があり、旅人がいる。
どこからこんなにストーリーが飛び出してくるのだろう。
起承転結で3ページにまとめあげる腕もすごいなぁ、と思う。

ロンドンからくり博物館 in銀座

先日Uちゃんとのお出掛け続き。

地下鉄で銀座に移動し、B3出口(目印はアルマーニ)から地上へ。

Uちゃんがピエールマルコリーニへ案内してくれた。B3出口からほんの数十メートルの距離。
チョコレート…ではなくて、アイスクリームを購入。
私はスモールダブルコーンで、チョコレートとピーチのアイスを注文した。
Uちゃんは銀座店限定のナッツ系が入ったキャラメル味系、だったかな。

チョコレートはあっさりとした甘さ。これからが旬のピーチは甘酸っぱくて後味爽やか。
高級感を打ち出しているお店だけに、アイスクリームもなかなかのお値段です。630エン。


中央通りへ向かう途中、「ロンドンからくり博物館」なるものを発見。
Uちゃんを半強制的に連行。

ロンドンから直送されたアート感覚あふれる、ウッディで素朴なからくり玩具が大小約40点展示されています。 作品を動かしてみると、まるでヒトの心を持ち合わせるかのようにウイットに富んだ“ユーモア”あふれる動きを楽しむことが出来ます。 ひとつひとつのからくり玩具がくりひろげる様々な動作は、まさにファンタジックなエンターテイメントショーの世界です。

とのことで、木製のからくり人形などのオモチャたちが展示されていた。
手元で遊べる木製のゲーム機(木)は何種類かあり、やってみると意外とムキになってしまうこと間違いなし!
大人から子供まで手軽に遊べて、気が付いたら嵌ってる…かもしれないオモチャ。

展示の目玉は、
ガラスケースに収められているからくりオモチャたち。
ゲームセンターのゲーム機のように、コインを入れたら木製のからくりオモチャが動き出す。
中には
考えても考えても意味不明な動きをするオモチャが…。あぁ、悩ましかった。
他の人は、それぞれのオモチャの動きのユーモアを、理解できているんだろうか。

企画展のため、銀座での展示は2009年9月15日まで。
もう一度行きたいな。


平成21年6月21日日曜日

シャボン玉とMR.BIG

華奢なUちゃんに連れられて、竹橋→九段下→銀座へ。

竹橋側から北の丸公園に入り、しばし散策。涼しく心地よい風を受けつつ、緑の匂いを二人で満喫。

九段下側にある武道館の前に辿り着くと、武道館の中から日本人じゃない人たちの歌声と演奏が聞えて来る。
「誰だろう?有名人?それともアマチュア?リハーサルしてるのか?」等々、興味津々、ちょっぴり胸をワクワクさせながら暫し足を止めて耳を澄ます。武道館の周りには関係者・係員っぽい人影の他、Uちゃんと私のように音楽が漏れ聞えてくる武道館を見上げている人たちが複数名。しかしその数は50人にも満たないくらい。有名人のライブリハーサルだ!と判断するには、程遠い疎らな人だかりだった。

気になりつつも誰かに訊くまでには至らず、綿アメぐらいの軽さの疑問を残してUちゃんと二人再び公園の緑の中へ。
武道館を背にして右側の木々の間を少し歩くと、その先に憩いの芝生広場がある。親子連れ、カップル、シングル、友人、仲間内など、それぞれが木陰の近くにビニールシートを敷いて、思い思いに寛いでいる。
快晴で最高気温が30度前後なのに、ここは鬱蒼とした緑のお陰でそれほどの暑さを感じない。車の騒音はなく、聞えてくるのは風の音や風で揺れる枝葉の音であったり、鳥の羽音や鳴き声。そしてそこにいる人々の、存在音。

この日、芝生広場でシャボン玉を作って飛ばしまくる方々に、
たまたま遭遇した
シャボン玉というと、ストローにシャボン液をつけてフ~!というヤツを思い浮かべるけれど、そんな可愛らしい手法ではなっかったし、かつ大きさも半端じゃないのが浮いていたりした。例えばサッカーボールほどのシャボン玉や、よくダイエットで使われているバランスボールぐらいのシャボン玉など…。

どうやって作っていたのかというと…
長さ1メートルほどの棒を1本ずつ手に持ち、棒の先に結び付けた紐をシャボン液に浸す。それを頭上に掲げて両手を肩幅くらいに広げると、その紐が三角形になるように結び付けられている。そこに風が吹き込み、シャボン玉ができる。三角形の紐を開閉することによって、風のあたり具合を調節。

シャボン玉を作っている方々の前には、主に子供たちが群がって(たまに無邪気な大人の方も…)、そのシャボン玉を追いかけて掴んで(…というか割って)楽しんでいた光景が非常に微笑ましかった。
そんな光景をカメラに収めたり、風で自分の方に流されてきたシャボン玉に手を伸ばし、笑顔を零しているUちゃんの姿もまた可愛らしく、彼女の無邪気さを感じさせた。そんなUちゃんの無邪気さが少しばかり羨ましいと思った。時間の流れが気にならなかった。

ひとしきりシャボン玉を堪能したあと、九段下駅に向かうことに。
芝生広場に来た道を逆戻り。武道館の前までくると、先程とは打って変わって人の波。正面玄関付近から始まって、武道館脇の道のほうまで尋常ならぬ人の数。
「やっぱり今日はライブがあるんだね」とUちゃんと顔を見合わせる。
上下スーツ姿の男性関係者が「歩道に2列で並んでください。道路に出ないでくださーい」と、じわじわと膨れ上がっている入場者の列に呼び掛けている。その男性関係者の横を通り過ぎ、人並みに逆らって、武道館の脇(田安門寄りの、当日チケット券売場に面した方)に進んだとき、建物の側面に掲げられた畳一畳分の看板が視界に入る。

「MR.BIG」

でかでかと書かれた文字。
その横にはグループメンバーの名前。
足を止め、興奮する気持ちを抑えつつ「あっ、ミスタービッグだ!」と私は口走った。そして自分の左手が、無意識にUちゃんの右腕を掴んでいた…。右腕を引っ張られた形になったUちゃんも足を止め、「オイオイオイ」という感じで苦笑い。「へぇ、そうなの。好きなの?」と私に質問を投げる。

ええ、そうなんです。好きなんです、私。
全曲知っているわけでもなく、
リアルタイムで聴いていたわけでもない。
 グループのプロフィールは知ってるのかというと、全然知りません。
アルバム名も覚えていない、似非ファンなのかもしれません。
ただ、この歌、「To Be With You」が大好きなんです。
エリック・マーティンの声と、ギターが奏でるメロディが、耳に残って離れない。

・・・なんて長々と答えるのも何だったので、「うん、好き!」とだけ私は答えた。
緑もシャボン玉もはしゃぐ子供たちの光景もUちゃんの無邪気さも、いい。
そして、歌も、いい。





平成21年6月17日水曜日

私生活

私生活」の著者は、高橋源一郎氏。
(集英社インターナショナル発行、2004年2月初版)

雑誌の連載1999年8月号から2003年9月号までの全50回分、プラス書き下ろし4本が収録されている。高橋氏の好きなものや好きなことを中心に、身の回りでおこったことも“はっきりとはわからないような形”で書かれているという、日記のようなエッセイのような1冊だ。

序文において高橋氏は、作家というものはおおむね「ほんとうのことをいいたい。でもほんとうのことをいわない。」と記している。だから彼の50余りの日記・エッセイについても「書かれたことを読んで、わたしに起こったことを想像しても、たぶん無駄ではないかと思います。その想像は、たぶん間違っている。たぶん、だけれど。」とも記している。

…これって、創造力を働かせて読みなさいよって、読者に楽しみを与えてくれているのだろうか。

この本の表紙カバー写真が、少しインパクトあり。
高橋氏自身の写真で、撮影者は神蔵美子氏(神蔵氏に関することも、この本の中で触れられていた)。
モノクロだけれど、半裸で仰向けになっている高橋氏の素肌が眩しい…。写真の切り取り方が面白い。


そういえば高橋氏は、2008年度のBunkamura ドゥ マゴ文学賞の選考委員をされていました。
BunkamuraHP


偽善エコロジー

幻冬舎新書から出ている「偽善エコロジー 『環境生活が地球を破壊する』」(2008年5月初版)。
著者は、武田邦彦氏。現在は中京大学の教授。

レジ袋とエコバッグ、割り箸、ペットボトル、バイオエタノール、ダイオイキシン、古紙…
これまで「エコ」とか「地球や環境にやさしい」という言葉で、それはそれは狭い短絡的な視野だけで、リサイクルする事は良い事だと思い込んで疑わなかったことが、実はちょっと違うんだなと気付かされる一冊だと思う。

それぞれの事柄について、結論とその理由が明解に述べられていて、「ふむふむ、なるほどなぁ」とストンと頭の中に入ってくる。やたら難解な言葉を使ってというのは全くなく、本当に読みやすい。

エコを取り巻く国・自治体などの利権問題にも言及しているせいなのか、武田先生に対する批判や反論も少なくないようだ。個人的には、武田先生の著書で私は新発見が得られ、納得させられることも多かった。また「文は人なり」と言うように、武田先生の文章から感じられる誠実な人柄に、信頼できる人であると感じたし、尊敬できる人であるとも思えた。例え、多少の間違いが仮にあったとしても、武田先生に対する信頼や尊敬の念は失われないような気がする。


武田先生のホームページを覗いて見ると、「Wikipediaの筆者をさぐる」というタイトルで、最近出現したらしい
武田邦彦先生に関するWikiのページについて、はたして誰が執筆したのか検証(?)しておられた。

己の利権のために庶民を騙そうとする人間は、浜の真砂のように尽きることはない。
・・・本当に、そのとおりです。


個人的・蛇足ですが、武田先生のホームページの著作、太字よりノーマルなほうが読みやすそうな気がいたします。。

平成21年6月13日土曜日

スコーレNo.4

宮下奈都さんの書き下ろし小説「スコーレNo.4」を読んだ。
とても素敵な作品で、
新鮮な描写力を感じた。

主人公は麻子という女性。実家は祖父の代からの骨董屋。家族は、祖母、両親、そして二人の妹たち。
物語は中学生の麻子から始まって、高校・大学を経て就職し、下記の答え(確信)に出逢うまでが描かれている。12~13歳から25~26歳くらいまで、であろうか。

 どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。
 そういうものこそが扉になる。
 広く浅くでは見つけられなかったものを、捕まえることができる。
 いいことも、悪いことも、涙が出そうなくらいうれしいことも、切ないことも、扉の向こうの深いところでつながっている。

自分に自信が持てずに、悩んでいるとき、迷っているとき、足元をそっと照らしてくれそうな言葉。


平成21年6月11日木曜日

辻井さん

「両親の顔が見たい」
この言葉は、米国で開かれた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんが、帰国記者会見で口にした言葉だ。
記者の質問は、多分「何がしたいですか?」とか、それに似た質問だったのではないかと思う。

さらっと柔和な表情のままで、彼が言ったそのひとことが、自分の胸を打った。
生まれたときから目が見えなかった彼の、切実な思いがその言葉に込められている気がしたからだろうか。

努力を重ねて、結果、手にした優勝。
かたやどんなに努力をしても、願っても、どうにも出来ない現実がある。

そんな現実と向き合いながら、彼はピアノを奏でてきたのだなぁ。