「私生活」の著者は、高橋源一郎氏。
(集英社インターナショナル発行、2004年2月初版)
雑誌の連載1999年8月号から2003年9月号までの全50回分、プラス書き下ろし4本が収録されている。高橋氏の好きなものや好きなことを中心に、身の回りでおこったことも“はっきりとはわからないような形”で書かれているという、日記のようなエッセイのような1冊だ。
序文において高橋氏は、作家というものはおおむね「ほんとうのことをいいたい。でもほんとうのことをいわない。」と記している。だから彼の50余りの日記・エッセイについても「書かれたことを読んで、わたしに起こったことを想像しても、たぶん無駄ではないかと思います。その想像は、たぶん間違っている。たぶん、だけれど。」とも記している。
…これって、創造力を働かせて読みなさいよって、読者に楽しみを与えてくれているのだろうか。
この本の表紙カバー写真が、少しインパクトあり。
高橋氏自身の写真で、撮影者は神蔵美子氏(神蔵氏に関することも、この本の中で触れられていた)。
モノクロだけれど、半裸で仰向けになっている高橋氏の素肌が眩しい…。写真の切り取り方が面白い。
そういえば高橋氏は、2008年度のBunkamura ドゥ マゴ文学賞の選考委員をされていました。
→BunkamuraHP

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