宮下奈都さんの書き下ろし小説「スコーレNo.4」を読んだ。
とても素敵な作品で、新鮮な描写力を感じた。
主人公は麻子という女性。実家は祖父の代からの骨董屋。家族は、祖母、両親、そして二人の妹たち。
物語は中学生の麻子から始まって、高校・大学を経て就職し、下記の答え(確信)に出逢うまでが描かれている。12~13歳から25~26歳くらいまで、であろうか。
どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。
そういうものこそが扉になる。
広く浅くでは見つけられなかったものを、捕まえることができる。
いいことも、悪いことも、涙が出そうなくらいうれしいことも、切ないことも、扉の向こうの深いところでつながっている。
自分に自信が持てずに、悩んでいるとき、迷っているとき、足元をそっと照らしてくれそうな言葉。

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