平成21年4月29日水曜日

書店にて

■修悦体
少し前に話題になった「
修悦体」。警備員である佐藤修悦さんの手によりガムテープで作られていた駅構内の道案内のあの文字である。その「修悦体」の作り方に関する本が出版されていた。その名も「ガムテープで文字を書こう!」というもの。書店で偶然見つけたので、手にとってみた。

フリーハンドでざくざく作っているのかと思いきや、最初に枠組みをしっかり作って、そこから不要な部分を切り取っていったり、くっつけたりという作業(出版元の世界文化社のサイトで、制作中の動画を見ることができる)。大胆に見えても繊細な修悦体。修悦さん、すごい。


デザインノート
またまた書店にて、No.24の表紙に惹かれてページを開いたら、その場を動けなくなってしまった。
著名なデザイナーの方と、彼らがつくったデザインの数々が掲載されていて、うわぁ、おぉぉ、うぅぅん、とただただひたすらに感じ入っていた。

いちばん印象に残ったのが、アーツ&クラフト展のロゴ作成手順の紹介。
作った方は、、、控え忘れてしまい名前が出てこない。。
この展覧会のパンフレットだけは持っていて、素敵なデザインだなぁと思っていたので、ちょっと嬉しかった。家の形の中に文字が入っていて、作品の中に描かれている模様が取り入れられているロゴ。模様はトレースして、墨で塗り潰したものをコピー。それを上から幾度かなぞって、風合いを出していったのだそう。

東京メトロのデザインを手掛けたのは、寄藤文平(よりふじぶんぺい)さんという名前なんですね。
彼のすっきりした、かわいらしいデザインも好きです。

平成21年4月27日月曜日

お別れ

土曜日は朝から、立川まで。
お世話になっている歯科医院の衛生士の方が、今月いっぱいで退職するそうで、すなわち土曜日の診療が彼女と接する最後の日だった。

彼女から退職するんです、と聞いたのは今年1月の診療時だった。私にはその告白(お知らせ)がとても衝撃的で、その時は思わず涙腺が緩みかけた。
彼女はとても気配り上手でとても細やかに診療してくれたから、私はずっと安心して通い続けることが出来たのだ。それなのにお別れなんて…大げさじゃなく、淋しい気持ちと感謝の気持ちとで胸がいっぱいになった。

土曜日の診療中、彼女Kさんはいつもより口数が多かった。気を遣ってくださっていたのか、ちょっと冗談めいた明るい話題で私を和ませてくれたり、診療に係る説明を丁寧にしてくれたり。そこの歯科医院がISOを取得したという話、設備管理を担当していたという話、何千万もするレントゲンが壊れたことがあるという話、医院の真っ白な壁をボールペンでこすってしまい無我夢中で消したという話など。

別れ際に、これまでの感謝の気持ちを込めて、お菓子と手作りビーズネックレスを贈った。
診療室を出て受付で会計を済ませ、外へ出た。
ガラス窓を通して、受付と診療室の前の通路が外からも見えるようになっていて、私が外へ出て数歩歩き出しつつふと診療室のほうへ目を向けると、Kさんが私のほうを向いて頭を下げているところだった。私も慌てて会釈をしたが彼女の視界に入ったかどうかは定かではない。・・・立ち止まれば良かったのかもしれないけれど、不意のことで足を止めることが出来なかった。

Kさん、本当にありがとうございました。


平成21年4月15日水曜日

絶対貧困

とある情報誌に掲載されていて、ふと目にとまったのが「絶対貧困」という本。
執筆したのは石井光太氏。1977年生まれ、私といくつも変わらない年齢だ。

彼が実際にその眼で見てきたこと感じたことをもとに書かれたこの本は、ノンフィクションである。
絶対貧困とは、1日1ドル以下で暮らす人々のことを示す用語なのだという。
また、絶対的貧困の別称であり、wikiによると「
1970年代に「人間の基本的必要の充足」を開発の目的であるとしたロバート・マクラマナ総裁時代の世界銀行で用いられはじめた概念で、低所得、栄養不良、不健康、教育の欠如など人間らしい生活から程遠い状態を指す。」とあった。

世界の絶対的貧困層数は、約12億人。
世界人口の約半分にあたる30億人は、1日2ドル未満で暮らしているのが現実らしい。


wikiの絶対的貧困のページにあるリンクに、“最貧国”とあったのが目にとまったので、どこの国かなぁと思いつつクリックしてみると“発展途上国”のページにとんだ。最貧国名に換えて、途上国の定義などが掲載されていて、貧しい=途上国の図式なのだなぁと思わされた。
更に、“発展途上国”のページから“失敗国家”にとぶことができ、そのページには2008年度ワースト3として、1位から順にソマリア・スーダン・ジンバブエが挙げられていた。


貧困とか、途上国とか、失敗国家とか。

それらを定義したり生み出しているのは、結局は先進国と呼ばれる国々なわけで。
なんていうのか、ちょっと切ない気持ちになりました。


平成21年4月11日土曜日

早稲田の預言カフェ

早稲田にある預言カフェに、学生時代の友人に連れて行ってもらった。

優しい春風が吹く長閑な平日夕方、カフェの外で待つのは私とYちゃんのほかには1組のみだった。
ウェイティングリストに名前をフルネームで記載して、待つこと5分前後。
意外や意外、すんなりと入ることができた。

「初めて行った時は、入ってから“預言”をしてもらうまで結構待ったのよ」
と友人が言っていたので、些か肩透かしを食らった?感じ。運が良かったってこと?(笑)

預言をしてくださったのは、20代と思われる素敵な瞳の女性。
私の隣に座るや、録音機(私の場合は携帯)を片手に、考え込むでもなく“預言”を語り始めた。どちらかと言うと早口で、イメージを言葉に換えて伝える、という感じ。
人生そのものの預言ではなく、その人にとって直近のというか、目前にある何かを越えてゆくときに生じる、あるいはそのときに得られることを、語ってくれているのかなという気がした。


Yちゃん→私の順で預言を受けてから、注文したコーヒーを飲みながらYちゃんと話す中で、Yちゃんが不妊症の治療を受けていることを知った。
彼女にそんな告白をさせる話題を振ってしまったのは自分だったから、凄く申し訳ない気分で、そんな本人にとっては深刻な問題を抱えてるにも関わらず、暗い表情を見せずにいるYちゃんという人の器の大きさを垣間見た気がした。

どうかYちゃんに、元気な子供が授かりますように…




平成21年4月4日土曜日

阿修羅展 続き

昨日の阿修羅展の続き。

メノウって、漢字で書くと、瑪瑙、と書くんだ。
原石の見た目が、馬の脳みそに似ていることからつけられた名前だという。

中金堂のしたからの出土された品ということで、展示されていた瑪瑙。
展示されていたのは、乳白色系の柔らかいイメージの円形のものが主。
瑪瑙の他に、ガラス玉や水晶、琥珀やブラックストーンなどの、いわゆるビーズ類が何点か。


昔々のものを見る機会なんて、なかなか無いことを考えると、やっぱり行って良かった。











平成21年4月3日金曜日

阿修羅展

学生時代の友人とお昼に会う。
今月で妊娠6ヶ月目に入ったという彼女は、あいかわらず愛らしい笑顔。
明るく話し上手で聞き上手、おまけに頭の回転も早い女性だ。

2月に会った時はあまり目立たなかった彼女お腹も、今日見たらふっくらしていて、妊婦さんだなぁという雰囲気になってきていた。時々お腹が圧迫されるらしく、「痛いっていうんだけど、病院の先生は大丈夫!って言うんだよ~。まぁこの痛みばっかりは、誰にもわからないよね」と笑いながら話していた。
元気な赤ちゃん、産まれるといいね。産まれてくるのが待ち遠しいです。

友人と別れてから、上野の阿修羅展へ。
金曜日の夕方だというのに、こんなに人が多くていいのかな?なんて思っちゃったけれど、考えてみれば学生さんは春休み。人が多くて当然か、と一人で納得。

連日大盛況といわれる阿修羅展。
入場制限まではなかったかれど、会場内は人・人・人。展示を観るのに、大行列(←ちょっと大げさ)。
歴史の教科書にも載っていた顔が3つ、手が3対の、国宝「阿修羅像」の回りに至っては、ぐるりと360度2~3層の人だかり。…いくら360度拝観できる状態とはいえ、これって微妙に異様な光景だなぁと思ったりした。

2010年には、奈良の興福寺中金堂が再建されるとのことで、会場内にはその模型が展示されていたり、バーチャルリアリティによって再現された中金堂の姿を観ることもできた。

…美術品や芸術品って、時の権力者がいてはじめて残されていくものなんだなぁ。
と今さら思うおバカな自分。


復興された奈良の興福寺へ、行ってみたいです。


夕暮れ時も過ぎた帰り道、上野公園の中に迷い込む。
眼前には満開の桜。
だいぶ以前に、こんな光景を見たことを想い出した。

平成21年4月1日水曜日

曇り

朝からすっきりしない天気で、夜には通り雨。

アイアムサムを見ながら一日が終わる。
何で劇中歌にBEATLESの歌が使われたのか、特典映像の監督のコメントでやっと判った。