平成21年8月22日土曜日

伊勢神宮と神々の美術

8/13(木)の午前中、上野の東京国立博物館へ。
平成館で「第62回式年遷宮記念特別展 伊勢神宮と神々の美術」を鑑賞。

古事記・日本書紀などの写本を間近で見るチャンス、神道美術に触れられるチャンス、
上野で伊勢詣でのチャンス、ということで人も疎らなハズのお盆の真っ只中に行って来た。
行きも帰りも上野公園のセミの大合唱つきで。


「神道美術」をテーマにした会場の構成は、次のとおり。
 第1章 神宮の歴史と信仰
 第2章 遷宮と古神宝
 第3章 今に伝える神宝
 第4章 神々の姿

展示品は伊勢神宮以外の神社の古神宝もみられた。
第2章の会場で見られた織物などは鶴岡八幡宮所蔵で鎌倉時代13Cのもの。色褪せた、どちらかというと質素な感じのする織物が数点。文様で印象的だったのが向かい合った鶴の文様の入った織物。当時はどんな色で織られていたのだろうか。

第4章「神々の姿」の会場では、すべてが神像の彫刻で、以下の6先にそれぞれ所蔵されている神像。
時代は、平安時代から室町時代のものまで。
大分・奈多宮
京都・松尾大社
和歌山・熊野速玉大社
静岡・伊豆山神社
京都・大将軍八神社
京都・岩清水八幡宮
特徴は、展示説明にも書いてあったが、仏像よりも彫りが簡素な点だろうか。例えば、衣服のひだは仏像に比べて少ないというか複雑でない。また坐像の場合、横から見たときの幅(奥行き)も仏像ほどはない。
何より大きな特徴だと思ったのは、神像はより人間に近い顔立ちであるということ(その昔、教科書や千円札で見た聖徳太子のような顔の像を思い浮かべると判りやすい気がする)。仏教の迫力ある阿修羅像とは対照的で、穏やかな表情の限りなく人に似た顔立ちの神像。


古事記・日本書紀などの古文書を間近で見られるのを結構期待していた私なのだが、それらをガラス越しに見てもこれといった感慨が湧かず、「こういうものなのかぁ…漢文読めないから意味不明だなぁ…」という感想。…価値あるものに出逢ってもその良さが解らないなんて勿体無い。…不勉強な自分が恥ずかしい。
つーか、古事記の展示期間は終わってたしな。

玉纏御太刀(たままきのおんたち)という名前の神宝があったのだが、その名前の響きがやけに私の心を捉えた。「たままき」・・・何だか可愛くないですか。
もちろんその神宝自体も美しく、翡翠や瑪瑙などの石で装飾が施されていて非常に綺麗だった。


2013年の式年遷宮まで、約4年足らず。
三重で伊勢詣でが出来たらいいな。



http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20081208/100208/
矢野憲一氏「伊勢神宮に見るサステナブル」

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