先日、田舎の従姉のお父さんが亡くなった。
「寂しいとか、悲しいとか、まだ実感がわかんのよ・・・」
電話口の向こうで、従姉のTお姉ちゃんはそう静かに言った。
泣き崩れるでもなく、声を詰まらせるでもなく、その口調は淡々としていた。
そして「東京での一人暮らし、大変なの私もわかっとるけん、身体には気をつけるんでー」と、
逆に私を心配し励ましてくれたTお姉ちゃん。
私は、Tお姉ちゃんにかける言葉が見つからなかった。
大切な家族を失ってしまったTお姉ちゃんたちのそばに駆けつけることが出来ない自分を恨んだ。
こんなときに帰れなくて、お世話になった伯父さんにお別れができなくて、ほんとにごめんね。
大切なもの、大切な人ほど、その喪失感はあとからどかっとやってくる気がします。

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