中野孝次さんのエッセイ『ハラスのいた日々』。
高校生の頃から私の手元にあった文庫本。
かなりの年月を経て、やっと読んだ。
所々、涙が溢れて止まらなくなり、どうしてもっと早くに読まなかったのだろうと後悔の念。…いや、早くに読まなかったという後悔よりも、自分が子供の頃にひきとった子犬に対してひどい接し方しかできなかったことへの後悔がふつふつと押し寄せた。…どうして中野さんご夫妻がハラスに愛情深く接するように、私もあの子に愛情を持って接することができなかったのだろう。
今となっては遅い。

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